ウェアラブル指向性スピーカーParso(パーソ)

耳に機器を装着せずに
自分にだけ
音声が聴こえる

新しい体験を

Parso(パーソ)は超音波スピーカーの技術を進化させ、小型化、省電力化によりウェアラブルを可能にした指向性スピーカーです。
超音波スピーカーが持つ音の指向性を利用することで、スピーカー本体を首から下げると直上方向だけに音が出るため、装着している本人だけがスピーカーからの音を聞くことが出来ます。

Parsoの特徴 

・Parsoは強い指向性を持った音を出力できる、持ち運び可能な小型のスピーカーです。

・スピーカーの上面は2辺に別れており、山状に傾斜をつけることでスピーカーを首から下げるとステレオで音を聴くことが出来るようになってます。

・底面にはカメラ用の1/4インチネジが用意されており、三脚などを使用した固定ができます。

・完全なオープンイヤーでアウトドアでのアクティビティをおこなったり、自転車などヘルメットをかぶった状態でありながら自分だけに音が聴こえることを可能とします。

テクノロジー
世界初、ウェアラブル超音波スピーカー(特許出願中)

超音波スピーカーの設計を根本から見直し、構造、回路設計それぞれの方向からのアプローチにより
省スペース化、省電力化を達成しスピーカー自体の小型化が可能になりました。
超音波スピーカーにおいて世界で初めてウェアラブル出来る製品としてリリースします。

二段構造の超音波スピーカー配置

超音波スピーカーを小型化する上で最も課題となるのが、超音波スピーカーの素子数が音量とリニアに比例するため音量を大きくしようとすると素子の配置面積を大きくする必要があることです。 この課題を超音波の指向性を加味し、2段構造とすることで一平面に敷き詰めた場合の約1.6倍の効率で素子を配置することで解決しました。

ドライブ回路をワンチップに

デジアナ混在ミックスドシグナルコントローラーを使用し、オーディオ信号から超音波素子のドライブ信号上に変調する回路をワンチップのコントローラー上で実現しました。
結果、基板サイズを大幅に小さくすることが可能となりました。また、超音波素子などの経年変化にも対応できるようにしています。

省電力と高効率充電

Parsoは超音波素子をドライブする信号の最適化をすることで消費電力を抑えることに成功しています。
また、Type Cコネクタを利用して充電することが可能です。Bluetooth Audioに対応することで、簡単にウェアラブルで利用することができるようになりました。

超音波スピーカーの指向性とは

超音波は一般的に人間が可聴できる以上の周波数を持った音のことを指します。超音波に限らず音は周波数が高くなるほど指向性が高くなり、逆に周波数が低いほど拡散します。密閉されたライブ会場の外などで低音だけが良く聴こえるのはこのためです。
Parsoでは可聴域以上の周波数の音に、可聴出来る音を超音波素子のドライブ信号を変調して付加することで、指向性を持った音波を発することの出来るスピーカとなっています。

Specs

五月末量産を目指して調整してまいりましたが、コストを下げるために行った設計変更が円安の影響を受けて、逆にコスト増となってしまい、急遽設計を元に戻すこととなり、スケジュールが押してしまっております。現状、量産第一試作の筐体が6月上旬に仕上がる予定で、それに合わせて設計変更した基板も同時期に完了する見込みです。機能検証などはこれまでで完了しておりますので、数か月の遅延となる見込みです。大変申し訳ありませんが、ご了承いただければと思います。発売時期についてはまた改めてご報告させていただきます。

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